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エゴイストな僕 side1ー3【4】




「もしかして、こっちはもう濡れてる?」  
 手を滑らせ、内腿を優しくなぞるとお姉ちゃんは甘い喘ぎを漏らした。
「やっ……駄目っ……」  
 だけど恥ずかしいのか腿を閉じようとするので、僕の脚を割り込ませて大きく開かせた。
「ほら、やっぱり濡れてる」  
 僕はすぐに甘い芳香がする甘い蜜の潤う場所へ指を滑らせた。  
 ねちゃり――と粘ついた液の音が耳に届き、僕はぞくぞくと震える。  
 早く挿入したいという欲望に駆り立てられ、指での愛撫を開始する。
「あの時は……舌でご奉仕したけど、今日は指でしてあげるね?」
「え――?」  
 何を言われたのか分からないという顔をしたお姉ちゃんににっこりと微笑んであげる。
「……だから、こっちで気持ち良くしてあげる……」  
 僕はお姉ちゃんの耳元で甘く囁き、一本の指を蜜壷に差し入れ、ぬちぬちと肉襞を押し広げた。
「あっ……ンっ……」  
 お姉ちゃんがびくんと跳ね、身をよじり瞳を潤ませる。
「凄いね……やっぱりきつい……昔の僕のってこれ程度の大きさだった?」  
 僕はそう言いながら、指をゆっくりと抽送し始めた。  
 優しく中で動かし、お姉ちゃんの様子を見る。
「そ、そんなの覚えてない……あの時は……夢中で……」
 お姉ちゃんが可愛いことを言うので、僕は片手でズボンの中からいきり勃つ肉棒をひきずり出した。
「ほら、見て……昔とは違うでしょ」  
 お姉ちゃんに成長した立派な僕のモノを見せつける。
「ひっ……」  
 お姉ちゃんが焦りを刻むと、指を咥え込んだままきゅっと中が締まった。
「グロい?」  
 これもお姉ちゃんが自分のを見せた時に言ったセリフ。  
 だけどお姉ちゃんは、絶句したまま何も言えずにいた。  
 それもそうかもしれない。  
 ちょっと意地悪だったかなと僕はそう思ってしまった。  
 あの頃の僕のは、皮も剥けていなければ色もピンクで、ソーセージ程度の小ささだった。  
 でも今の僕のは、太いくびれに、肉竿は血管が浮き出てどくどくと脈動し、興奮のせいで赤黒く艶めいている。  
 これを挿入されるお姉ちゃんの立場から言えば、恐怖を感じても仕方ない。
「どうしたの、言葉をなくしているよ?」  
 それでも僕はお姉ちゃんの反応が楽しくて、肉棒を秘丘に擦りつける。
――結講、僕って意地悪かも……
「あっ……」  
 お姉ちゃんが驚いて、びくりとするが僕は指を二本に増やして濡れた襞をぐるりと掻き回した。
「ンっ……ぁっ……」  
 お姉ちゃんは可愛い声を出して、びくびくと腰を震わせる。
「きちんと解さないとね……これ、入らないでしょ?」
「そ、そんなの入らない……」  
 お姉ちゃんが怯えながら、震える声でそう言う。
「だから、きちんと解さないとね……」  
 そんなことで止める気はさらさらない。  
 僕は何度も二本の指で襞を押し広げ、奥までかき混ぜた。  
 余った指で、包皮を捲り可愛く尖った肉芽をくりくりとこね回す。  
「あっ……ンっ……」  
 お姉ちゃんはびくん、びくんと腰を浮かせて、喘ぎ声が大きくなってくる。  
 僕がお姉ちゃんを責めていると、くちゅくちゅと淫猥な音が鳴り響いた。  
 うねる襞が指に絡みついてきて、僕の肉棒ははしたない蜜を鈴口からこぼしていた。
「我慢出来ない……もう、挿れるよ」  
 お姉ちゃんの片足を持ち上げて、僕は無防備になった蜜壷に張り出した亀頭を押しつける。  
 ぬるりと肉厚な花びらを割り広げ、僕はズッ――と切っ先を埋めた。
「あっ……はっ……」  
 お姉ちゃんが高い声を出すが、僕は我慢出来ずに一気に奥まで穿ってしまった。
「……っ!」  
 お姉ちゃんが眉をしかめて、唇を噛み締める。
「ごめん……痛かったよね? やっぱりあの時と同じように興奮しちゃって」   
 僕は申し訳なくてつい謝ってしまう。   
 今日はお姉ちゃんに会う前に、二度抜いてきた。  
 だから持つはずだと思ったが、三度ぐらい抜いてくれば良かったと後悔する。  
 奥に穿っているだけで、お姉ちゃんの蠢く肉襞が絡みついてきて、僕の精を貪欲に絞ろうとした。
――ああ、やばい……このままじゃ……
「動くね」  
 持ちそうにないと思いつつ、僕は亀頭を入口までずるりと引きずり出した。  
 お姉ちゃんがどこかしらほっとしていたけど、僕はすぐに奥へ穿った。
「あっ……ぁっ……」  
 お姉ちゃんが腿をぶるぶると震わせるが、僕は抽送を繰り返す。  
 もう、止めることなど出来ない。
「お姉ちゃん、どう? ほら、僕のが引っかかる」  
 入口の浅い部分で、僕は亀頭のくびれを襞にひっかけては引き伸ばした。
「あっ……やっ……そんなっ……」  
 お姉ちゃんは恥ずかしそうだったが、奥から蜜が溢れてきて、気持ちいいのだと分かった。
「ねぇ、気持ちいい?」
 わざとそう聞いてみるが、お姉ちゃんは何とも言い難い表情を浮かべる。  
 恥ずかしいのだろうが、僕自身はとても気持ちよくて――なんだか少しだけ泣きたい気持ちになった。  
 だって、お姉ちゃんとまた結ばれているから――。
 そんなことは本当に奇跡的で、ぐっと胸が詰まってしまう。
 目覚めないお姉ちゃんを見守っていた時に、こんな風に繋がることが出来るなど、思ってもみなかったから。
 お姉ちゃんと共に逝こうと思った僕は、本当に死ななくて良かったと――今更ながらに生という実感を沸き上がらせて。
 死んでしまえばこんな風に、肌の暖かさも、繋がる喜びも、感激することすら分からずにいただろう。
「僕は気持ちいいよ……中があったかくて……包まれているって感じで……凄くお姉ちゃんを直に感じることができて……死ぬほど感激している……」  
 僕は素直な気持ちを述べて、お姉ちゃんの顔をじっと見つめる。
「本当……?」  
 お姉ちゃんがようやくまともに目を合わせてくれて、少しだけ頬をピンクに染めた。
「私も……気持ちいいよ……少しだけ痛かったけど……一つになっている感じが……幸せ……」  
 お姉ちゃんがそう言ってくれたので、僕の胸はじんと熱くなった。  
 お姉ちゃんも同じことを思ってくれているのだと――それだけが分かって僕は嬉しくなる。
――そう、僕もとても幸せで……だからこんなにも胸が切なくなる
 好きな人と結ばれるって、泣きたい気持ちになるのだと初めてそこで気がついた。
「好きだよ……」 
 ゆっくりと僕は唇を重ねて、一つに繋がっている喜びを噛み締めた。  
 やっぱりお姉ちゃんとのキスは胸を打つほど、切なく暖かいもので脳が甘く痺れてくる。
――愛しい、愛しい僕の人……  
 僕が切なく目を細めて微笑むと、お姉ちゃんも綺麗な笑みを浮かべる。
――これからも絶対に守るから……  
 この声は幽体ではないお姉ちゃんに聞こえることはないだろう。  
 それでも僕は安っぽくそんな言葉を口に出すことはしない。  
 本当は照れくさいっていうのが本音だけど。 
 でも守れる自信があるのは、嘘ではない。
 だって、僕は六年間もずっと――お姉ちゃんを守ってきたのだから。 
 だから、お姉ちゃん、僕についてきて。
 絶対に幸せにするから。
 僕は心の中で誓いを立て、ゆっくりと腰を揺さぶり始める。  
 お姉ちゃんの口から切なげな吐息が漏れて、体がどんどんと熱く火照っていく。
――やっぱり……可愛い……  
 そんな表情をされると僕はますますお姉ちゃんの可愛い声が聞きたくなる。   
 僕はそれを見ながら、もっと気持ち良くしてあげたいとそう思ったのだった。











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