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エゴイストな僕 side1ー3【5】




「もっと、してあげる」
 僕は押し回すように肉棒を穿ち、肉襞を広げるように掻き回す。
「昔はここまで届かなかったでしょ?」
 太く張り出した亀頭で、膣奥をぐりぐりとしつこく掻き回すと、お姉ちゃんは淫らな声を上げ始めた。
「ねぇ、気持ちいい?」
 聞いてみるとお姉ちゃんは、顔を真っ赤しているが素直に言ってくれない。
「そ、そんなことっ……」
 認めないので、僕は不安になりもっと腰を沈めて中をめちゃくちゃに突き上げた。
「あっ……はっ……ぁっ……」
 そうするとお姉ちゃんは嬌声に似た声を上げて、僕の首に手を回した。
「ねぇ、教えて? 教えてくれないと僕……止めちゃうよ」
 腰を密着させたまま、ぐるりと大きく押し回し肉襞を広げる。
「あっ……いいっ……」
 お姉ちゃんが思わず漏らした言葉を僕は見逃さなかった。
「もう一度、言って?」
 そう言いながら、僕は太いくびれで内部をしつこく掻き回した。
「ほら、気持ちよくて子宮口が下りてきてる」
 下がった子宮の入口を亀頭でこんこんとノックしてみた。
「あっ……はっ……そこっ……おかしくなるっ……ぁっ……」
「気持ちいいんだ?」
 お姉ちゃんが僕の髪を乱し、腰を押しつけてきた。
「いいよ、僕も気持ちいいから……もっと乱れていいんだよ」
 こんこんと軽くノックしていた亀頭をぐるりと大きく押し回す。
 ごりっと音がして、お姉ちゃんは柔らかな背中をのけぞらせ、淫らな喘ぎを漏らした。
「気持ちいいんだね、ここ」
 お姉ちゃんの気持ちいいところを知り、僕は集中的に責めあげた。
 何度も突き上げ、獣のように腰を揺さぶると、じゅぷじゅぷと卑猥な音が接合部分から聞こえた。
それを聞いていると、興奮して、僕の腰が震え始める。
 それと同時にお姉ちゃんが僕の腕の中で美しく咲き誇っていく。
 綺麗だ――そう思いながら僕は愉悦に浸る。
お姉ちゃんをこれからも綺麗に咲かせられるのは僕だけだと。
 僕は甘美な心地よさにどんどんと溺れていく
 お姉ちゃんを見ながら、何度も膣奥に猛る雄を穿っては、ごりごりと子宮の入口を突き上げた。
「あっ……そこっ……いいっ……」
 お姉ちゃんが悩ましげに声を漏らし、ぎゅうぎゅうと締めつけてきて、僕のを咥えこむ。
「あっ……やばい……そんなに締められたら……イキそう……」
 抽送が早くなり、打ち付ける間隔が短くなっていく。
 一瞬、外で出そうと思ったが、お姉ちゃんの全ては僕のモノ。
 僕はそのままお姉ちゃんの中で放出することを決めた。
――いいよね、お姉ちゃん?
「お姉ちゃん……もうイクよ……中に出しちゃうよ……ごめんね……くっ……はっ……ぁっ……」
 ごめんね、なんて謝るのはただの建前であって、本当は何も悪いと思っていない。
ぐっと質量が増して、僕のモノは大きく膨張し、どくどくと脈動し始める。
「イクよ……中に出すからっ……うっ……はぁっ……」
 お姉ちゃんのとろんとした瞳に興奮は絶頂に達し、僕は熱い精を容赦なく奥へ吐き出した。
「うっ……はっ……ぁっ……」
 腰を深く沈め、長い放出に身を震わせ、最後の一滴まで穿った。
 お姉ちゃんの中もひくひくと細かく痙攣し、何とも言えない淫らな表情を浮かべている。
 お姉ちゃんもイったのだと思うと、嬉しくなりぎゅっと抱き締めた。
――ああ、何て甘美で心地よいのだろう
 やっぱり幸せで、僕の胸はぎゅっと絞られる。
「君……また泣いているの……?」
 お姉ちゃんがそういうから、僕ははっと我に返った。
 お姉ちゃんの指がそっと僕の頬を拭い、濡れた指先がきらりと光る。
「僕……泣いていたんだ……」
 信じられなかったが、あまりの感動で僕はいつの間にか泣いてしまっていた。
 好きな人を抱いただけで泣いてしまう僕を情けなく思わないだろうか。
 僕は心配で、お姉ちゃんを見下ろして様子を見た。
 だけど――そのお姉ちゃんも――
「君が泣くと……私も……胸が詰まって……」
 お姉ちゃんがぐすんと鼻をすすると、美しい瞳に涙が浮かんできた。
 涙濡れる瞳に僕が映り、それが綺麗で見とれてしまう。
「私も……感動しちゃって……」
 それを聞くと僕の涙がますます感激でこみ上げてきそうになる。
「幸せでも泣けるんだね……」
 僕がにっこりと笑うと、ぽたぽたと涙がこぼれ落ち頬を濡らしていった。
 それを見上げてくるお姉ちゃんも、瞳に溜まった涙を頬に伝わらせる。
 僕達は幸せという名の涙を流しながら、互いに照れくさくて笑いあった。
「ずっと、これからも傍にいてくれる?」  
 甘い幸福にまどろみ、僕はお姉ちゃんの唇にキスを落とす。
「う……ん」
 お姉ちゃんが鼻声でそれだけを答える。
 もし、お姉ちゃんが分かっていないのなら、何度でも抱いて精を放てばいい。
 エゴイストな僕は、それを楽しみに今度は生きていく。
 いずれは成人し、大人になればお姉ちゃんと結婚しよう。
 その前に孕ませてしまうかもしれないが、それでもいい。
「だから、ずっとこれからも一緒だよ」
 桜降る中、僕はお姉ちゃんを掻き抱いて、にっこりと笑った。
 それを見てお姉ちゃんは、優しく微笑んでくれる。
 もう僕の見る世界は暗いものではなく、美しく光り輝いていた。
 それは全てお姉ちゃんがくれた世界で――。
 今度は僕がお姉ちゃんに用意してあげようと――そう思った。
 それはお姉ちゃんと出会い、六年も待ち続け、幸せに満ち足りた――美しい、美しい花咲く春の日のことだった。




了  



※あとがき※
 ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
 ここで、本編である《エゴイストな僕》は完となります。
 僕、視点で語られた少年の一途な恋心の、ちょっと不思議な物語を描きました。
 R18作品は二作目になりますが【作品が少なくてすみません。。。これからもっと増やします】心を込めて書きました。 
次に、番外編となる《エゴイストな私》――お姉ちゃん(桜)視点の話を準備しております。
 その後で、後日編なども描きたいと思いますのでお楽しみ下さい。
 ここまでご応援いただき、本当にありがとうございました。
 これからも精進するよう心がけますので、ご愛顧のほどよろしくお願い致します。  

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