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エゴイストな僕 side1ー3【3】




 それは幼き僕にお姉ちゃんがしてくれたこと――。
 あの日を思い出して、僕は今度は反対にお姉ちゃんにすることにした。
「駄目だよ、逃げないで。言ったでしょ? お姉ちゃんの全ては僕のモノだって」
 お姉ちゃんが動くたびに甘い芳香が鼻をくすぐり、もう我慢の限界に達していた。
 僕はお姉ちゃんの顎を手に取り、すぐさま唇を塞ぐ。
 柔らかくて――甘い。
 脳が痺れる感覚が心地よくて、僕はうっすらと瞳を開ける。
「駄目でしょ? キスする時は目を閉じなきゃ……ね?」
 これはお姉ちゃんに言われたセリフ。
 僕は意地悪して、お返しにそう言うとお姉ちゃんはぎゅっと目を閉じた。
 可愛い――
 僕は胸がほんわかと温まり、もっとしてあげたくなった。
 すぐさま歯列を割り、舌を滑り込ませて、口腔内をなぞりあげる。
 手を回したお姉ちゃんの腰がぴくんと跳ねるが、その反応が楽しくてもっとしてみた。
 お姉ちゃんの舌を捉えて、すぐさま粘ついた唾液ごと吸い取る。
 お姉ちゃんはもじもじとし始めて、耳まで真っ赤にしていた。
 お姉ちゃんの舌が小さく感じて、愛しくなり僕はもっと絡めてやった。
「ンっ……激しいっ……」
 お姉ちゃんが息が苦しくて、顔を背けようとするがすぐに舌を追いかけて舐め上げる。
 キスだけでお姉ちゃんはがくがくと身体を揺らし、ぐったりとした。
 こんなんじゃ、最後までしたらどうなることやら。
 それでも、僕は止める気などさらさらない。
「ねぇ、僕のキスはどう?」
 僕はわざとそう聞くと、お姉ちゃんはぼんやりとしながら見上げてくる。
「え、えっと……」
 お姉ちゃんはしどろもどろに声を発し、視線をきょろきょろと彷徨わせた。
「もっと――したい」
 僕がそう言うとお姉ちゃんはほんのりと頬をピンク色に染め、恥ずかしそうに瞳を潤ませる。
 それが誘っているように見えて、僕はもっとキスしたくなった。
 すぐさま唇を塞いで、肉感的な舌を絡ませ大量の唾液を飲ませる。
「ンっ……くっ……」
 お姉ちゃんは苦しそうにするが、ごくりと飲み込んでくれた。
 僕はキスしながら腰に回していた手を背中に移動させ、ワンピースのチャ
ックを下ろしていく。
 お姉ちゃんは焦ったようだけど、身動きできないように体を固定する。
 チャックを引き下ろし、すぐにワンピースを足首まで落とした。
「あっ……」
 お姉ちゃんは下着だけの姿になり、恥ずかしそうにする。
 ひらり――と桜の花びらが舞い、お姉ちゃんの白い肌に落ちた。    
「白い肌に似合うね」
 ブラで押し上げられた柔肉に乗った薄づく花びらを唇で食む。
 その時一緒に、お姉ちゃんも白い肌に吸いつき、赤い花を散らした。
「ンっ……」
 痛かったのか、お姉ちゃんは可愛らしい声を出す。
 僕の記がついて、満足するが、もっとお姉ちゃんを乱したくなった。    
「脱いで」
 僕がそういうとお姉ちゃんは驚いたように目を見開く。
「え……」
 お姉ちゃんが戸惑うように細い声を漏らした。
「で、でも……」
「断っても無駄だよ?」
 そう言うと拒否しても無駄だと悟ったのか、お姉ちゃんは恥ずかしそうに下着を全て剥ぎ取った。
「お姉ちゃん……綺麗だ……」
 満開に花開く桜の木の下に佇む全裸のお姉ちゃんは、絵になるほどの美しさで思わず僕はぼぅっとしてしまう。
――やっぱり、桜の精なのかも……
 数秒、視線を絡ませて僕はお姉ちゃんの生まれたままの姿を目に焼きつけた。
 もっと見ていたかったが、雄の本能がむらむらと湧き出し、僕は白い乳房を揉みしだく。
「お姉ちゃんの胸……すっぽり手に納まるね」
 十一歳の頃は手からはみ出ていたのに。
「わ、悪かったわね…小さくて……」
 お姉ちゃんが口を尖らせるので、僕はくすっと笑った。
「僕は大きくても小さくても関係ない。お姉ちゃんだから、いいの」
 そう、胸などの大小は些末なことであって。
 お姉ちゃんの胸だからいいのであって。
 僕はそう思い、胸の蕾を指でこね回すとお姉ちゃんは悩ましげに眉をしかめた。
「声、出していいよ」
「そ、そんな……ここは外なんだし……」
「そうだね、平日といっても人が来るかも」
僕は恥じらうお姉ちゃんが可愛くて、もっと苛めたくなった。
 尖り始めた蕾に舌を這わせると、お姉ちゃんは唇をわななかせた。
 そのまま舌で転がし、何度も扱いてやる。
「ンっ……ぁっ……」
 お姉ちゃんは快感に打ち震え、艶を帯びた吐息を漏らし始めた。
「お姉ちゃんの……甘いし……柔らかい……」
 僕は夢中になり唇に含んで、ちゅうちゅうとわざと音を立てて啜る。
「……はっ……ぁっ……」
 いやらしい音が静かな場に響き、お姉ちゃんは甘い吐息を漏らし始めた。
「お姉ちゃんの蕾……ほら、興奮して赤く充血してる……」
 ちゅぽんと優しく引っ張り、唇を放したら蕾が赤く淫靡に艶めく。
「は、恥ずかしい……」
 昔はこんなことされても余裕だったのに。
 お姉ちゃんが僕を――雄の男として認識していると分かり、情欲がそそられた。
 そしてもっと乱したくなり、色んなことをしたくなったのだった。














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