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エゴイストな夜 side4ー6 【綾子と速水の大人な恋!?編】






 「ほら、凄く濡れている……」
 速水の長い指先が秘裂に這わされ、ゆっくりと花びらを割り拡げられた。
 くちゅり、といやらしい水音が響いて私は顔を赤らめた。
「卑猥だな」
 速水がふっと口元を吊り上げ、長い指を何度も往復させていく。
 一緒に淫芽も擦りあげられ、快楽に腿が打ち震えた。
「ここに今までどれくらい咥え込んだんだ?」
 ズっ――と速水の指が二本蜜壷に突き立てられ、中を探るような動きをしてくる。
「ンっ……ぁっ……」
 ぬちぬちと音を立てながら、肉襞を掻き回す手つきに高い声が漏れた。
「ここか……」
 速水の指がある一点を捉えた瞬間、今までにない快美が身体の隅々まで広がった。
「あっ……やっ……」
 腰ががくがくと震え、怖くて抵抗しようとしたが速水が執拗にそこを責め立ててくる。
「なんだ……ここを開発されるのは初めてか?」
 速水が意外だという表情を浮かべるが、すぐさま意地の悪い微笑みを漏らした。
――なに、止めて……っ……   
 速水の指がくっと鋭角に曲がり、柔襞を押し上げ何度も同じ場所を掻き回すとめくるめく快感が迫りあがってくる。
「やだっ……そこは……変になる……」
 腰がびくびくと疼いて、甘い感覚が肢体を痺れさせた。
「お願いっ……指を抜いてっ……ぁっ……はっ……」
 しつこく内部を擦る指の動きがぴたりと止まり、ようやく甘い疼きが落ち着いていく。
「指ではなく違うので責めてやる」
 ぼんやりと速水を見ていたら、ずるりといきり勃つ逞しい肉棒を引きずり出した。
「――っ……」
 今までの男と違うソレは、明らかに常軌を逸していて私は目を見開いてしまう。
 あんなので中をむちゃくちゃに掻き回されたらどうなってしまうのか。
 想像も出来ずに私は恐れを抱いて腿を閉じようとしたが、速水がぐいっと足を持ち上げてきた。
 大きく開かされ、そこに速水のモノがためらいもなく侵入してくる。
「ここまで濡れていたら……すぐに入るだろ」
 速水の張り出した亀頭が秘裂を割り拡げ、グッ――と押し込まれた。
「――っ」
 想像以上に大きい肉棒は遠慮なく濡れ襞を押し広げ、膣奥を侵してくる。
 みっちりと膣道を圧迫してくる質量の逞しさに私の息は一瞬だけ止まった。
「全部……入ったぞ……」
 速水が少しだけ苦しげな吐息を漏らし、表情を崩した。
 速水も感じているのだと思うと、内部が歓喜にわなないた。
「くっ……動くぞ……」
 速水のモノがずるりと入口まで引きずり出され、下半身がもっていかれそうになる。
 慌ててシーツを掴んだ瞬間、腰を引いた速水がねじ込むように一気に奥に穿ってきた。
「っ……ぁっ……」
 じんと脳が痺れて、速水の逞しく怒張したものを奥で受け入れる。
 そんな余韻に浸るのも束の間で速水の激しいほどの抽送がはじまった。
 速水が何度も奥へ穿ってくるたび、目もくらむような快感に飲み込まれそうになる。
「お前の中……あったかいな……」
 速水がうっすらと汗をかいて、優しげな瞳を向けてくると切なさがこみ上げてきた。
――好きよ……好きなの……速水……
 その言葉は飲み込んで速水に体を揺さぶられ、今だけは快楽に溺れる。
「くっ……はっ……」
徐々に打ち込まれる間隔が短くなって、私の体がずりあがるほどに激しく揺さぶられた。
「凄い……激しいっ……ぁっ……」
 ぬちゃくちゃという接合部分の水音も気にならなくなり、私の中に快感の波が押し迫る。
「イク……ぞ……」
 速水も何とも言えない淫靡な表情を浮かべ、絶頂が近いことを知った。
「いいわ……よ……私もっ……ああっ……ン……」
 そう言うと、中で速水のモノの質量が増して、そこで脈打つ血の流れを感じ取り喜悦に浸る。
「もうっ……出すぞ……っ……」
 速水の腰の揺さぶりが早くなり、最奥に穿たれた瞬間、私の目の前も真っ白に弾けた。
「くっ……」
 速水はずるりと肉棒を引きずり出して、私のお腹の上に熱い精をぶちまける。
 最後の一滴まで絞り出し、速水はどっとベッドに寝転がった。
――終わってしまった……
 そう思うと急に気持ちが緩んで、涙がこみ上げてきた。
 これで終わるか、それとも速水が気持ちが沈むたびに体を求められる関係になるか。
 そう思うと、やるせない――。
 割り切れる関係であれば何の苦しみはないのに。
 涙が溢れ、白い天井がやたら滲んで見えた。
「来い」
 淡々とした速水の声が聞こえてきたかと思うと、ぐいっと体を引っ張られた。
 逞しい腕に頭を乗せて、しっとりと汗ばんだ胸板に顔を埋める。
――腕枕……?
 速水がこんなことをしてくれるなど信じられなかった。
 驚いて見上げるとばちりと速水と目が合ってしまう。
「意外と繊細なんだな」
 速水の余った手が伸びてきて、指の腹ですっと涙を拭われた。
「こ、これは……その……」
 弁明しようとしたが、速水の表情がやけに優しくて何も言葉が思い浮かんで来ない。
「済まなかった」
 それってどういう意味?
 欲求だけ吐き出して悪かったと謝っているのだろうか。
 そんなことを言われたら、ますます惨めになっていく。
「――馬鹿」
 私はそれだけしか言うことが出来ず、悲しみを振り払うようにぎゅっと目を閉じた。
 そこに柔らかい感触がまぶたに落ちてきて―― 
 速水にキスをされたのだと知る。
――そんなことされたら……余計に好きになっちゃうじゃない
 私は速水の行動に腹ただしく思いながらも、どこかでは嬉しくてゆっくりと意識を眠りの淵に放り投げていった。







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