先輩、僕の奴隷になってよ《番外編03》とある愛斗の劣情

番外編03《4》



春香は愛斗の言う通りに立ち上がり、ふらふらと歩いて移動をし始める。
 どこに行くか分かっていないようだが、春香を愛する場所を愛斗はとうに決めていた。   
 ベランダに出て、春香に手すりを持たし、手錠をかけて拘束する。「ま、愛斗君っ!」
 春香が驚くが、愛斗は優しく揉みしだき胸の頂きを指で摘んでこね回す。
 ぴく、ぴくと春香が可愛らしく体をよじり、艶やかな吐息を吐き出した。
「ほら、春香……見て……弄られてるよ」
 春香に動画を見せつけながら、同じように愛斗は手を滑らせて柔らかい腿に手を置いた。
 春香は腿をぴたりと閉じて、愛斗の手の侵入を拒もうとする。
 無駄な抵抗だと思い、愛斗は春香の耳を甘噛みした。
「ンっ……」
 春香は甘い声を出し、ぴくりと体を跳ねさせて腿の力を抜いた。
 それを知っている愛斗は呆気なく腿の間に侵入し、秘丘の茂みを揉みしだく。
「だ……め……愛斗君……」
 それでも拒もうとする春香の耳の孔に舌を差し入れ、存分に舐め回す。
「春香……駄目っていう割りには脚が開いていってるよ……」
 弱くて感じやすいところを知り尽くしている愛斗は、くすくす笑いながら熱気を孕んだ秘裂へ手を伸ばした。
「……ああ……やっぱり濡れているね……」
 下着の上からでも分かるほど愛液は染み出して、これでは冷たいだろうと愛斗は思ってしまう。
「春香……嘘ついて悪い子だね……動画の男に弄られるのを見て興奮したの? ほら、同じようにしてあげる」
 愛斗は動画の中の男と同じような動きを真似て、春香の秘裂を指でなぞりあげる。
 くちゅりと泡立つ音が聞こえてきて、愛斗はぞくぞくと震えがきた。
「ほら……こんな風に弄られている……いやらしいね」
 愛斗が女陰を手のひら全体で揉み回すと、春香は背中をのけぞらせて可愛い喘ぎを漏らしはじめる。
「いやっ……ああっ……愛斗君っ……」
 縋るような愛らしい声は、誘っているようにしか思えず、愛斗はショーツを引っ張りあげた。
「ああっ……やっ……」
「どう、春香? 陰唇に食い込んじゃった? このまま、クリを擦ってあげようか」
 春香が嫌がる素振りを見せるが、愛斗は劣情に駆られショーツをぐいぐいと引っ張り、執拗なほど淫芽を擦った。
 むせ返る甘い蜜の芳香が愛斗の鼻をくすぐり、次第に我慢が出来なくなる。
「春香……立って……移動しよう」
 愛斗は時計に目をやり、そろそろ頃合だと忍び笑いを漏らした。
 春香は愛斗の言う通りに立ち上がり、ふらふらと歩いて移動をし始める。
 どこに行くか分かっていないようだが、春香を愛する場所を愛斗はとうに決めていた。   
 ベランダに出て、春香に手すりを持たし、手錠をかけて拘束する。
「ま、愛斗君……」
 さすがに春香は驚いたようで、こちらを振り返るが愛斗は電信柱の影に俊介が潜んでいることを確認した。
 道は暗くて街灯も切れていることもあり、春香は俊介がいることなど気がついていないようだった。
「大丈夫、ここは裏道だから……いつも人は通らないでしょ?」
 本当は見物人があそこにいると言いたかったが、それは後のお楽しみにとっておく。
 それに春香を手すりに拘束したので、逃げることは出来ない。
 純粋で愚かな春香はここで可愛がられることを承諾するしか道はないのだ。
「わ、分かった……」
 春香が顔を赤らめて言うから、思わず笑みが漏れてしまう。
 愛斗の思い通りになる春香に愛しさが湧き、ご褒美としてたっぷりと喘がせてあげよう。
 それと同時に俊介に見せつけて、劣等感を持たせるのが目的だ。
 雪哉の時も同じ手を使ったが、苦痛に歪むあの時の顔は忘れられない。
 あの雪哉が何も出来ずに、愛斗と春香の愛し合う姿を悔しそうに見つめていたのだ。
 あれを思い出すとぞくぞくとして、今から俊介にも見せてやろうと、すぐに春香のスカートを取り剥がした。
 ブラウスのボタンを外し、ブラも取り除き綺麗な胸を外気に晒す。
 俊介が一歩前に出て、こちらをぎらぎらとした獣をような目で見上げてきた。
 そうだ、そうやって遠くから見て、悔しそうに歯を食いしばっていればいい。
 愛斗は愉悦に浸る笑みを浮かべて、春香の下着を脱がし、わざと道に放り投げた。
「愛斗君っ……下着を捨てないでよ……誰かに見つかったら……恥ずかしいじゃない」
「そうだよね、ぐっしょり濡らしたショーツを……誰かに見られたら、恥ずかしいよね?」
 ひらりと宙を漂い、白いショーツは暗い道端へと落ちた。
 それに視線を向ける俊介を見て、愛斗は喉の奥でくっと笑う。
(欲しいんだろ、それ?)
 春香の愛液が染み出たショーツを喉から手が出るほど欲しいに決まっている。
 所詮、お前には脱ぎ捨てたショーツがお似合いだと愛斗は蔑んだ視線で見下ろした。
 愛斗は後ろから春香を抱き止め、見せつけるように胸を揉みしだく。
 愛斗が揉むたびにいやらしく形を変える様を見せながら愉悦に浸った。
「春香……ベランダでこんなにいやらしいことされて恥ずかしくない? 声出したら住人が気づいちゃうかもよ」
 愛斗が耳元で囁くと、春香はぶるぶると肢体を震わせる。
「そんなの……だ……めっ……」
嫌といいながら、春香の内腿につーっと粘りを含んだ液が滑り落ちていった。
「もしかして感じてる? 外でこんな風にされて……誰かに見られると思ったら、気持ちいいんだ?」
 意地悪な言葉に反応して、春香はぶんぶんと首を何度も横に振る。
「ほら……いやらしい春香をもっと見せてあげようか」
 ベランダに設置している椅子の上に春香の片足を預け、下から見えるように脚を広げさせた。
 暗くていまいち見えないのが、悔しいところだが俊介は身を乗り出している。
 わかりやすい行動をしてくれると笑いがこみ上げてくるが、ここはぐっと我慢をした。
「ほら、ここを弄って欲しくて仕方なかったんでしょ?」
愛斗は不敵に微笑むと手を秘裂に這わせ、勿体ぶる動きで上下になぞる。
すでにぐっしょりと濡れていて、少し弄っただけでもくちゅくちゅと卑猥な音が鳴り響いた。
その音だけでぞくぞくと興奮し、愛斗の全身が総毛立つ。
「春香……指がすぐに入っちゃう……」
 指で花びらを割り広げ、ずぷりと二本の指を蜜壷に突き立てた。
「あっ……はっ……」
 春香が一際高い声を出し、身体を震わせると繋げた手錠がカチャカチャと鳴る。
「大きな声出しちゃ駄目でしょ……気づかれちゃうよ」
 そう言いながらわざと肉襞を指で大きく押し広げ、蠢く中をじっくりと探る。
「ンっ……あっ……」
 その動きが気持ちいいのか、春香はがくがくと腿を震わせた。
 中を探っていると、ざらりとした襞を見つけてそこを押してみたら春香が今までにない反応を示した。
「やっ……そこはっ……駄目っ……」
 春香はベランダで拘束されながらされているのも忘れて大きな声をあげる。
 だけど愛斗はざらつく部分を擦り、にやりと笑みを浮かべた。
「春香の気持ちいいところ……僕に見つけられちゃったね……」
 中でじっくりと動かし、何度も嬲ると春香は腰をぶるぶると震わせて涙声になる。
「やだっ……やだっ……そこはっ……」
 それがまた堪らなくて、もっと泣かせたくなり、しつこいほどざらつく襞を擦りあげた。
「愛斗君っ……お願い……そこだけは……出ちゃいそう……」
「いいよ……出して……道路に春香のいやらしい液をぶちまけばいい」
 春香はいや、いやと首を横に振るが本当は道路ではなく俊介にぶちまけてやりたかった。
 影でしか見ることの出来ない愚かな男に、少しばかりのお裾わけだ。
 あいつは電信柱から出てきて、春香のショーツを拾い上げ何度も舌を這わして蜜を喉の奥に流し込んでいた。
それはプライドもなくただの獣のような姿で、愛斗はおかしくて堪らない。
俊介の顔に春香の潮がぶちまけられ、それを必死で舐めとる姿が見てみたかった。
「ほうら……春香……遠慮しないで出してごらん……」
 愛斗は抽送を早めて、何度も抜き差しし執拗にざらつく部分を擦る。
 春香は喘ぎか泣いているのか分からない声をあげて、腰をびくん、びくんと大きく跳ねさせた。
 もう、限界だなと思い、愛斗はぐっとざらつく部分を圧し、そのまま大きく揉み回した。
「あっ……あっ……駄目っ……出ちゃうっ……やだっ……」
 腰が細かく痙攣したかと思うと、暗闇に放射線を描いてきらきらと液が放出される。
 それはベランダの下の道路に落ちていき、愛斗の思い描いた通り、見上げていた俊介の顔に飛び散った。
 さぁ、舐めとれ――僕があげたお裾わけを。
 俊介は我も忘れ、顔に飛び散った潮を舌で舐め取り恍惚とした表情を浮かべる。
 その様が滑稽で、愛斗は大声で笑いたくなるのを何度も我慢する。





 





            
  

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