先輩、僕の奴隷になってよ《番外編02》とある弓平君の欲望

番外編02《3》





 

 ***

「ああっ……春香先輩っ……凄く……唇が柔らかくて……おいしいです……」
 興奮している為に唾液が溢れ出して、春香の唇の端からたらりとこぼれ落ちる。
 それをすぐに舌ですくいあげ、全てを飲んで欲しいと思い、春香の口腔内へ押し込んだ。
「うっ……ンっ……」
 春香がごくりと飲み込み、喉元が上下したのを見てぞくりと背筋が震える。
「春香先輩……もっと、もっと味わいたい……この柔らかく甘い体を……」
 俊介は堪えきれなくなり、ぷちりとブラのホックを外した。
 押さえるものをなくした、柔らかい双丘が弾けるように飛び出し、俊介の前に晒される。
「あぁ……」
 それを見て感嘆の声を漏らし、俊介は何とも言い難い感動を覚えた。
 白い乳房はほどよい大きさで、外気に晒されて寒いのか薄く色づいた蕾はつんと尖っていて、甘い芳香を発していた。
 アルコールのせいでかいた汗の匂いだと分かったが、それはとても甘美な香りで早く堪能したい欲求がこみ上げてくる。
手を伸ばし胸を揉んだが、興奮のせいで力が入ってしまい、春香がきゅっと眉根を寄せる。
「ごめん……先輩……あまりにも綺麗で……」  
 力加減を考え、両手でやわやわと揉みしだき春香の反応を見つめた。
 すでに意識はぼんやりとしていて、眠りの淵をうろうろとしているようだが、蕾を指で挟むと可愛らしい喘ぎを漏らす。
 感じてくれていると思い、もっと声を聞きたくなって美味しそうな蕾をちろりと舐め上げた。
「……はっ……ン」
 腰をぴくんと跳ねさせ、少しだけ見開いた瞳が潤んでいるのを見ると、嗜虐心が募っていく。
「春香先輩、どうですか? 気持ちいいですか? 僕はとても気持ちよくて……脳が蕩けそうです」
 手で大きく揉みしだくと力によって形を変えていく乳房に堪らなくなり、もっと自分を刻みつけたくなった。
 このように愛斗も春香に自分の形を刻みつけていると思うと嫉妬心に駆られるが、今は俊介が支配しているのだ。
 愉悦に浸り、春香の乳房が形を変えるほど揉みしだき、熱く濡れた舌で激しく蕾を扱いた。
「あっ……ふっ……」
 可愛らしい喘ぎ声を聞くと、すぐにでも怒張した肉棒を突き立てたくなった。
「先輩……春香先輩……好きです……ずっと……ずっと……前から……いつも僕は春香先輩を想像して扱いていたんですよ? 女の子からも告白されても、相手にしなかったんです……。だから、ご褒美としてこの体を堪能させてくれてもいいですよね?」
 春香がうっすらと瞳を開けて、情欲を孕んだ視線をぶつけてくる――いやそう勝手に感じて理性などあっという間に崩れ落ちていった。
 柔らかい唇に含み、尖った蕾を甘噛みすると春香がぶるぶると腰を震わせた。
 激しい興奮を覚え、全身をくまなくかじりたい欲求が芽生えるが、それをしたら春香から痛いといって嫌われるかもしれない。
 衝動を抑えて、何度も蕾を転がし、形が変わるほど乳房を揉みしだいた。
「春香先輩……全身が火照って……甘い香りがします……体を舐めていいでしょう?」
 何も答えないのはイエスだと取り、濡れた舌を腹に這わせ、へその周りをぐるりと舐め回す。
「……ぁっ……」
 小さい吐息が漏れ、春香がぴくんと肢体を跳ねさせる。
 気持ちいいのだと感じ取り、舌を滑らせて柔らかい腿に到達すると、秘部から漂うむせ返るような甘い香りに目眩がした。
「待って下さいね……後でたっぷりと舐めて味わってあげますから……」
今すぐむしゃぶりつきたい衝動を覚えるが、お楽しみは後に取っておいて滑らかな脚に舌を這わせた。
 足の甲まで舌を這わせ、指先を口腔内に含むと春香がみじろぎして、ショーツがきゅうっと持ち上がる。
「……先輩……凄くいやらしい格好しているの知っていますか?」 
 透けたショーツにぴたりと陰唇が張り付き、女陰の形をくっきりと浮き上がらせていた。
「先輩……いやらしい形が見えてますよ……ああ……濡れているんですか? ショーツが透けて染みが溢れています……」
「……ん……いや……」
 そこで春香が嫌がるような言葉を吐くので、意識が戻ったのかと心臓が飛び出そうになった。
 だが、春香は相変わらず眠りとの淵を彷徨っているようで、虚ろに瞳を開けたり閉じたりしていた。
「もしかして夢でも見ていると思っています?」
 春香の様子を窺い、聞いてみるがまた反応がなくなってしまう。
 多少なりとは覚えておいて欲しいと思い、俊介はいやらしい言葉を投げかける。
「先輩……ほら……もうぐっしょりと濡れていますよ? いやらしいですね。僕にこんなことをされて喜んでいるんですか?」
 そう言ってショーツをきゅうっと上に引っ張り上げると、うろんとしていた春香が過剰に反応した。
「や……駄目……」
 そう、そうやって可愛く反応して欲しいと思い、もっとショーツを引っ張る。
「ほら、こんなに小さなショーツを穿いているから、見えそうです。もしかしていやらしい部分を僕に見て欲しくて期待していたんですか?」
「いや……違う……」
「そうですか? 嫌がる割には先輩……凄く反応しているように見えますけどね」
 ぎゅうぎゅうと引っ張りあげると、じゅくりと蜜がショーツに染み出てむせ返る雌の匂いが鼻をくすぐった。
 堪らなくなり嫌がる春香の腿を押し広げ、少しだけ唇を開きショーツの上から吸いついた。
「ああっ……」
 初めて女性の濃厚な蜜を吸い上げ、いやらしい匂いが口の中に広がると痛いほど肉棒がズボンを突き上げてくる。
 粘りを含ませた蜜を舌に絡ませ、存分に堪能してもう一度女陰に吸いついた。
「春香先輩……いやらしくて……美味しいです……」
 好きな春香の蜜を飲んでいると思うと、耐え難い興奮が募り、感動すら覚える。
「もう我慢できません……見ていいですよね……」           
 ショーツを剥ぐと、とろりと粘りを含んだ液が秘部との間に引かれ、それが一層性的興奮を煽られて、淫欲な気持ちが芽吹く。
 ぐっと脚を押し開き、腿を持ち上げて顔を秘部に埋めるとどきどきと胸が高鳴った。
 最近はネットでも無修正の動画を見れたり出来て、知識はあるものの実際直に見るのでは興奮の度合いが違うと感じた。
「夢にまで見た……春香先輩の……秘められた場所……」
 むせ返る蜜の甘く濃い香りに、ぞくぞくと震えが走り、興奮で息が乱れてしまう。
「ああ、凄い……この香りだけで僕はくらりと目眩がしそうです……春香先輩……」
 肉厚な陰唇はぷっくらとしていて、すぐに舌を這わしたくなる。
 蜜で濡れそぼった女陰はぬらりと淫靡に艶めき、今でも熱い滴りを溢れさせていた。
 ショーツに引っ張られた時に少しだけ剥けた包皮からは、申し訳程度に尖り始めた先端が覗いている。   
「凄い……凄い……たまらない……」
 ぎらぎらとした目つきで凝視し、甘い蜜の芳香をくんっと嗅ぎながらそっと舌を陰唇に這わせた。
「んっ……」
 やはりこの場所が一番敏感なようで、春香が持ち上げられたままの腿をぴくりと動かせる。
「春香先輩……もっと感じて下さい……僕の舌で……」
 舌をねっとりと肉厚の花びらに絡めると、春香の唇がわなわなと震えた。
 舌だけで春香を征服した気になってしまい、ちゅくちゅくとわざと音を立てて蜜を啜りあげる。
「っ……はっ……」
 押し殺したような声が聞こえてくると興奮してしまい、夢中になってむしゃぶりつき、次々と溢れてくる蜜を飲み干した。
「やっ……あっ……そんなところ……ンっ……」
 まどろみながら春香が抵抗を見せるが、そんなことで止める気などさらさらない。
「本当に嫌なんですか……? 飲んでも飲んでも溢れてきますよ……ほら、ここも大きくなってきて……反応してきました……ンっ……」
 ちゅうっと水音を立てて、尖り始めた淫芽に吸いつくと春香は腰を跳ねさせ、ひくひくと卑猥に蜜壷をわななかせた。
 それがとても淫らで、何度も淫芽にちゅうちゅうと吸いつき、わざと中をひくつかせた。
「ほら……ここも……さっきからいやらしく僕を誘っています……ンっ……」
 花びらを割り広げて、差し込んだ舌先にわななく襞が絡みついてくる。
「凄い……こんなにひくひくして……たまらないですよ……」 
 奥にねじ込むほど濡れた肉襞が舌を締め上げ、うねりながらまとわりついてきた。   
 蠢く中に挿れたらどれだけ気持ちいいのだろうと、想像しながら腰を揺さぶりはじめる。
「っ……あっ……」
 ズボンに擦れてそれだけで達しそうになり、慌てて動かすのを止めた。
このようなところでイっては勿体ない。
 夢にまで見た春香の中で果てなければ意味がないのだ。
 だが、ズボンを押し上げる肉棒が苦しくて堪らなくなり、ずるりと引きずり出した。
「ああっ……凄い……こんなに勃起しちゃってる……」
 いつもより大きく張り出した先端の鈴口からは、粘りを含んだ液が滴りくびれまで垂れ落ちている。
「見てください……先輩……興奮してこんなに大きくなっているんです。早く……挿れたい……」
 興奮して赤黒く艶めく肉棒は血管が浮き出て、どくどくと脈動を繰り返していた。
 早く春香を支配して、自分の形を刻みつけたいという衝動が抑えられずに肉棒の先端を秘裂に割り込ませた。
 蜜と先走った汁が合わさり、にちゃりと卑猥な音を立てると雄の本能が目覚める。
「いやらしい音がしてますよ……先輩……これを挿れて、奥まで突き上げてもいいですか? いいですよね……」
 肉棒を埋めて獣のように腰を揺さぶり、欲望に滾る熱い精を子宮の奥まで注いでやりたかった。
 太くくびれた自分のモノで、柔らかい襞を感じ取り、引っ掛け、掻き回し、嬌声をあげさせて全てを支配したい。
 想像だけでイキそうになるのを押しとどめ、女陰をぬちゅぬちゅと擦っていた肉棒を秘裂に沿わせた。
「春香先輩……僕のをあげますね……この日の為にオナニーを我慢していたんですよ。三日も我慢していたんです……凄いでしょう? だから濃厚だと思いますよ……」 
 陵辱する背徳感に胸は打ち震え、この手によって穢すのだと思えば喜悦すら覚える。
 本当は愛し、愛されたまま体を重ねたかったが、これはこれで興奮を煽った。
 何も知らない愛斗を出し抜き、春香を犯し、汚すという優越感はエクシタシーそのもので。
「先輩……犯してあげますから……たっぷり陵辱して、たくさん僕を刻みつけられて下さいね……」
 裏庭で会った時の愛斗の歪んだ表情が思い浮かび、うっすらと口元に笑みを浮かべる。
 そうやって悔しがればいい、春香を知るのはお前だけではない。
 春香に刻印を押すのも、もう愛斗だけではないのだ。
「春香……先輩……好きですよ……だから全部あげますから……僕にも全部下さいね……」
 歪んだ欲望が頂点に達し、待てなくなると張り出した切っ先をぐっ――と秘裂の間に押し込んだ。
 うねっと蠢く襞を感じ取り、ゆっくり挿れたかったのに一気に突き立ててしまう。
「ひっ……んっ……」
 春香がびくりと腰をくねらし、身をよじるから逃れないように持ち上げた腿をがちりと固定した。
「はっ――ぁ……先輩……入った……」
 奥まで突き上げた肉棒に卑猥に襞が絡みつき、ぎゅうぎゅうと締め上げてきて、甘い疼きが腰を震わせる。       
「くっ――っ」
 奥に穿った肉の塊を何とか入口まで引きずり出したが、その間も太くくびれた部分に襞がねっとりとまとわりついてきて、あまりの快感に腰が抜け落ちそうになった。
「なに、これ――凄い……やばいよ……」
 自分で扱くのとは全く別物で、えも言われぬ快楽がつま先から突き上げてくる。
 何とか頑張って抽送を繰り返すが、十回往復しない内に角度を立てた肉棒が柔襞に絞られ膨張してしまう。
「う、そ――先輩っ……ごめんなさい……僕……もうっ……」
 みちりと中を圧迫した猛々しい雄は、ほとんど動くこともままならぬまま快美だけを拾いあげ、強い射精衝動に駆られた。
「駄目――っ……あっ……くっ……先輩っ……ごめんなさいっ……イク……イっちゃう……」
 征服しようと思っていたのに、支配されたのは自分の方であり突き抜ける甘美な痺れが腰を震わせたかと思うと、あまりに早すぎる吐精をしてしまう。
「あっ……うっ……くっ……は……ぁ」
 痙攣を繰り返し、この年齢では三日間という長い間我慢した若く濃い精がびゅくり、びゅくりと何度も放出され、中を汚していく。
 蕩けてしまいそうな快感に浸り、最後の一滴まで精を絞り出した。
 行為には満足できたが、自分の早さに情けなくなりこの一度だけでは物足りないと感じる。
 こんなのでは自分を刻みつけられていない、逆に春香によって抗えぬ快楽を覚えさせられてしまった。 
 男として恥じてしまい、ずるりと肉棒を引きずり出し、放心する。
 こぽりと白濁した液が蜜壷から垂れ落ち、薄目を開けている春香を見た途端、どきりと胸が跳ね上がった。
「先輩……とても扇情的で淫らな表情で……凄く綺麗です」
 いつの間にか夕方になり、カーテンの隙間から差し込む夕日が春香の体に陰影を刻んだ。
 その中でまどろむ春香はじっとりと汗をかき、悩ましげな表情でこちらを見ている。
 それがあまりに淫らであり、ぞくりとするほど色香を帯びていて、目を奪われてしまった。
「先輩……先輩を描きたい……」
 俊介は陶酔した顔で春香を見つめ、生けられていた花を春香の体に散らすと裸のままキャンパスに向かう。
 インスピレーションが湧き、俊介は黙々と描きあげた。
 熱中していて描きあげた時はとっぷりと日も暮れた頃である。
気がつけば春香は気持ち良さそうに寝ていて、俊介はその愛らしさにくすりと微笑んでしまう。
「先輩……ごめんなさい……こんなに卑怯な手を使ってしまって……でも……最高に素敵だった……」
 急に理性が舞い戻り、悪いことをしてしまったと罪に苛まれた。
 ちゅっと唇にキスを落とすと、甘い感覚が全身を痺れさせて――やはり諦めるのは無理だと思い直す。
「ごめんなさい……僕……諦められません……」
 柔らかく丸みを帯びた肢体を見ると、また興奮が滾り、隅々まで舐めて味わい尽くしたくなった。
 一度覚えた突き抜けるほどの快感は、甘い毒を含んでいてもっとその奥を暴きたいという情欲に駆られる。
「今度はもっともたせますますから」
 三日も我慢したのは間違いだと思い、今度からは抱く前に一度出しておこうと考えた。
「僕の作品……綺麗に描けたら観に来て下さいね」
 春香をやんわりと抱き締め、そろそろ解放の時間だと名残惜しそうに頬を撫でる。
 俊介はもう一度だけキスを落として、春香の体を綺麗に拭き、服を着させたのであった。



 




            
  

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