河畔に咲く鮮花  





 水音が外の雨の音と混じり、淫猥で甘美な旋律を奏でていく。
「もっと足を開いて、力を抜いて。そうするともっともっと気持ち良くなるよ。死ぬほど気持ち良くなりたいでしょ?」
 ともが両足をもっと押し広げて、その間に顔を埋めた。
「ああ、久しぶり。蘭おねーさんのいやらしい場所を見るの。味はどうかな? んっ……じゅるるるっ……ちゅっ……」
 ともが激しく吸いつき、溢れた蜜を音を立てて飲む。
「んっ……とも君……はげ……し……」
 はしたなく蜜を吸われると背筋がぞくぞくと震えて、疼きの止まらない秘部を早くおさめて欲しくなった。
「やっぱり、おいしいよ。蘭おねーさんはここを舐められるのが好きだよね。ピンクで綺麗だけど、ねぇ知ってた? 使えば使うほどに、色や形が変わっていくんだよ。だから、僕がたくさん弄って舐めて、アレを突っ込んで、いやらしく卑猥な色と形にしてあげるね……んっ……ちゅっ……」
 ともは嬉しそうに言うと、膨らんでぷっくりと大きくなった淫芽に吸いつく。
「ああっ……んっ……」
 粘ついた舌に捉えられて体の芯が痺れる。ちゅっちゅっと淫芽を吸われ、転がされては引っ張られる。
「ああ、凄い、どんどん蜜が溢れてきた。中もひくひく動いて、もの欲しそうだよ。まずはこれを一本入れてあげるね」
 ともの長く細い指がぬるついた蜜口にゆっくりと差し込まれた。
「ああっ……んっ……」
 指が襞を押し広げて、ぬれそぼった中にすんなりと入ってくる。 
「あはっ、ぬるぬるだからすぐに入ったよ、これじゃあ満足しないよね。だからもう一本増やしてあげる」
 それと同時にもう一本指が増やされ、蜜口の中に侵入してきた。
「んんっ……あっ……」
 先程より圧迫感を感じ、指をゆっくりと抜き差しされる。
「ねぇ、ゆっくりこうやって出し入れされたい? それとも、このまま中を掻き混ぜるのはどうかな」
 ともは嬉しそうに二本の指を奥で掻き回した。びりりと体に強い刺激が走り、思わず腰を高く突きあげてしまう。
「あっ! んっ!」
 蘭は自分でも分からないほどに体が痺れる。何回もともにその部分を掻き回されてびくびくと腰が跳ねた。
「ふぅ〜ん、ここがいいんだね。蘭おねーさんの気持ちいいとこ見つけちゃった。もっともっとしつこくここを掻き回してあげる」
 敏感で感度のいいところを執拗に指で掻き回されて、どんどんと蜜が溢れてくるのが分かる。
「だ……めっ……あんまり……そこばかり……しちゃったら……」
ともの攻めは止まることはなく、蘭をどんどんと快楽の淵へ堕としていく。
「どうして? 気持ちいいんでしょ。ああっ、凄い。どんどん奥から溢れてくる。僕の指がふやけそうだよ。ほらっ、もっと掻き回してあげるから。気持ちよくなって」
 蘭が懇願したところでともの指が止まることはない。執拗に奥で指をぬちぬちと掻き回されて快感が全身を駆け巡る。
「ふふふ、ここだけじゃなくこっちもしてあげるね。ほら、いい声で鳴いてよ、蘭おねーさん」
 ともは親指で器用に充血して膨れた淫芽を愛で始めた。
「どう? 中では掻き回されて、外ではぷっくり膨らんだ芽を弄られて。二つ同時に攻められていい? ねぇ、教えて」
ともの息遣いは荒く、目にも獣めいた情欲を宿している。そしてたっぷりと蘭を苛めて、可愛がり、気持ちも昂ぶっているようだ。
「教えないと止めちゃうよ。いいの? 本当はもうイキそうでしょ?」
 ともはそこまで言って、ぴたりと動きを止めて、蘭の様子を窺った。
「い……や……とも君……」
 ここで止められては気が狂いそうになる。疼きは増すばかりで、もっと快感が欲しいと、腰がなまめかしく動いた。
「体はおねだりしているようだけど、僕は蘭おねーさんの口から聞きたいんだ。ねぇ、もっとちゃんとどうして欲しいか言って」
 うずうずと腰が動き、早く昇りつめたいと本能が囁いている。
 蘭は恥ずかしさと戦うが、それとは裏腹にともの思惑通りに口を開いておねだりをしてしまった。
「お願い……もう、我慢できない……とも君の指で、奥を掻き回して……いかせて……」 
 蘭の答えを聞いてともは艶やかに微笑み、指を一番敏感に感じる奥でさきほどより激しくぬちゃり、ぬちゃりと掻き回してきた。
「あっ……あっ……んっ……はげしい……そんなにしたら、もう……だ……め……」
「いいよ、このまま気持ちよくなって。蘭おねーさんのイッた顔を見たいからさ。ほらっ、分かる? 中で指が動き回っているのが」
 わざと煽る言い方をして、ともは蘭の感じる部分を激しく攻め立てる。太ももが震えだし、到達が近いことを悟った。
「とも……君……も……だ……め……ああっ!」
 つま先まで痺れが走り、身体が大きく跳ねる。その瞬間、絶頂に達して、蘭は白い意識の中へ飛ばされた。
「蘭おねーさんのイッた顔、エロくてそそられる。もう、我慢できないよ。ようやく、一つになれる時がきた」
 達したばかりで朦朧としている中、ともが下着を脱ぐ。
 ずるりと勢いよく弾けんばかりに出て来た肉径は二年前とは異なっていた。
 あの頃のとものモノはまだ幼く少年の形をしていた。だが、今は立派な男の雄のモノになっている。
 蘭は二年前と比べようもない立派なモノを見せつけられて心臓がどくんと跳ねた。
 若さゆえに反り返っている肉径は生き物のようにびくびくと動いている。脈動している傘も大きく張り出し、竿も太く凛々しかった。
「どう? これなら蘭おねーさんを喜ばせることが出来るよね」
 驚きに目を見開いてそこに集中していたことに気がついたのだろう。ともは、自分の肉径を手に持ち、まだぐったりしている蘭の足の間に割り込んできた。
「蘭おねーさん、初めてだからすぐにイッたらごめんね? でも、朝まで時間がたっぷりあるから、何回もしてあげる」
 ともはもう待ちきれなかったのか、一気に肉径を押し込んできた。
「ああっ、うっ……すごい……きつっ……蘭おねーさんの中は……想像以上に気持ちいい……くっ……」
 奥まで一気に突きあげて、ともは動くのがもったいないように蘭の中を味わう。
「ねぇ、僕の形が分かる? これだけきつかったら、分かるはずだよね。だから、もっと僕の形を刻み込んであげるから」
 ともはそう言ってゆっくりと味わうように腰を前後にゆさぶり始めた。入口まで抜くと、またゆっくりと奥まで差し込む。
 長く深いストロークを何度もゆっくりとされて、蘭は苦しくて息を乱す。
「……ゆっくり、ゆっくり出し入れされてどう? 出す時に、蘭おねーさんの襞がめくれあがって絡みついてくるんだ。すっごくいやらしくて、エロくて……はぁ……僕も、もう……ゆっくりできないよ。遠慮せずに動くから……ね?」
 ともは入口まで抜き切った肉径を思い切り奥まで突きさす。
「ああっ……んっ……やだっ……」
 奥まで遠慮なく突きあげられて、蘭の体はびくりと跳ねた。
「やだ……じゃないでしょ? 大丈夫、僕だけに集中して。きちんと蘭おねーさんのいいところも突いてあげるからさ……んっ……ふっ……」
 ともの腰は激しく動き、蘭の弱くて敏感な奥の部分を執拗に攻め始めた。
「ああっ……そこはっ……んっ」
 先ほどしつこく攻められて到達した部分を今度はともの熱く滾った肉径で掻き回される。指とは違った大きくて熱いモノで突きあげられ、押し回されて達したばかりなのに、大きな波が襲ってきた。
「ほらっ、ここでしょ。こりっとしてる。ああっ、僕も……やばいよ……あんまり締めつけないで……んっ」
 ともの顔からうっすらと汗が滲んで、弾力のある肌の上に乗り弾いていく。首元にはりついた髪までしっとりと濡れて、なまめかしく淫らに見えた。官能的な快楽だけに陶酔し、蘭は底に沈みそうになる。
 奥を巧みに何度も突きあげられて、なにも考えられなくなった。
「とも……君……そこばかり……やだ……おかしくなる……」
 そう言ったところで、もっとしてくれと言っているようなものだった。ともは蠱惑的に微笑むと、その要望に応えるように蘭の感じる場所を容赦なくこりこりと掻き回した。
「蘭おねーさん、おかしくなってもいい……よ……もっと、壊れて、乱れて……僕だけを見て…んっ……はぁっ……」
 若い雄はどんどんと大きく張り出して、蘭の中を圧迫させる。
ともの顔も苦しげに歪み、もう限界に達するのが近いことが分かった。
「とも君……もう……だめ……そこ……おかしくなるっ……」
「ねぇ、一緒にいこ? 僕も……もう……イク……ああっ……蘭おねーさん、気持ちいい……」
 ともの腰が比べようもなく早くなり、蘭は体ごと激しく揺さぶられた。中を圧迫するように、大きく膨れるとともは思い切り、最奥へ肉径を押し込んだ。
「……ああっ……で……る……たくさん……でる……あああっ」
「ああっ……とも……君っ……んんっ」
 同時に達して、ともは長い間、蘭の中に若い精を注ぎ込む。蘭も痙攣しながら、それを受け入れた。
「はぁっ……はあっ……はあっ……蘭おねーさん、最高に素敵だよ」
 ともはずるりと肉茎を引きずり出すと、溢れ返った若い精がとろりと中から流れ落ちる。
 ともは蘭の隣に寝そべって、髪に深いキスを落とした。
「とも……君……」
 乱れた息を吐きながらともを見ると綺麗な笑顔でにこりと微笑まれる。
「蘭おねーさん、まだまだこれからだよ。朝まではたっぷり時間がある。もう僕から離れられないようにしてあげるから」
 毒を含む笑みを見せられて、蘭は明けることのない夜の世界へ紛れ込んでしまったと恐怖に慄いた。
「さぁ、蘭おねーさん。二回戦しよっか。僕は若いからね、まだまだできるよ」
 ともはむくりと起き上り、蘭の頬にはりついた髪を優しく撫で上げた。
「……壊れてもいいから……」
 悪魔のような言葉を耳元で囁かれて、ともは深いキスを落とす。
 そこから蘭はともの言った通りに、気が狂いそうになるほどの長い夜、何度もイカされて、朝まで体を重ね合わせた。

 






 





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