河畔に咲く鮮花  





 後ろから膝裏を抱え上げられて、蘭の腿はわなわなと震える。腰の部分にはすでに興奮して硬くなった雪のモノが当たっていてなお興奮は増す。
 真正面にはみんなが座り、蘭の体を焦がすように見ている。
 暗がりといっても迎え合わせになれば誰でも恥ずかしい。蘭は羞恥に震えてさっと顔を逸らせた。 
 蘭の反応を見て嗜虐的な気持ちが芽生えたのか、雪は止めてくれない。
 雪は後ろから自分の足を使って、がばりと蘭の両脚を広げた。
「ほうら、蘭の綺麗な部分をみんなに見せてあげてやろうな」
「ゆ、雪っ、お願い……恥ずかしから……やめて……」
「俺はお前を自慢したいんだよ……なぁ?」
 雪は後ろから蘭の耳をねっとりと食まれ、蘭はびくんと肩を竦める。
「あんまり抵抗すると、明かりを全部つけるぞ」
 雪の意地悪な言葉が耳元に届き、蘭は思わず首を横に振った。
 明るい中で見られるなんてとんでもない。蘭は雪の気が変わらないように大人しくすることにする。
 雪はふっと微笑を漏らし、後ろから胸をわし掴みにしてぷるぷると上下に揺らした。
「凄いわ……蘭ちゃん……ここまで綺麗とは思わんかった……」
 秀樹の興奮したような声が聞こえてくるが、蘭は顔を合わすことが出来ず必死で逸らす。
 唾液で濡れた胸の尖りをきゅうっと摘まれて蘭の体は跳ねた。
「あっ……雪っ……ンっ」
 顔をしかめ、思わず甘い喘ぎ声を漏らしてしまう。みんなが見ているのに、なんて恥ずかしい声。
 だが、雪の執拗な責めに蘭は喘ぐのを止めることが出来ない。
「蘭、お前のもっといやらしくて、卑猥なところ見てもらおうな?」
 雪の手は広げられた下肢に伸び、ぐいっと二枚の花びらを左右に割った。
「ああっ、雪、止めて……」
 蘭は羞恥と興奮に気持ちが昂ぶり、子宮の奥がじんじんと熱くなるのを感じる。
――みんなに見られている
 恥ずかしいと思うと同時に、その背徳感に興奮せずにいられなかった。
 そうするとまた奥からじゅくりと快楽の蜜が溢れだす。
「蘭、みんながお前のここに釘づけで、じっくり見てくれてるぞ……興奮するか?」
 雪は耳元で意地悪く囁き秘裂に指を這わせて、蘭の粘ついた蜜を指でねっとりと掬いあげた。
「ああっ、蘭ちゃんのぬらぬらしてやらしいっ、もっと近くで見たいわ」
 秀樹は荒い息を吐き出し、そう漏らして椅子からがたりと立ち上がった。
「ぼ、僕も見たい。もっと近くで」
 ともも秀樹同様に、興奮を帯びた声でそう漏らした。
「いいぞ、二人ともこっちへ来い」
 雪が言うと二人は弾けるように立ち上がり、蘭の傍に寄って来た。そして、蘭の秘められた部分に視線を注ぐ。
「もっと腰を上げて二人に良く見てもらおうな、蘭」
 雪が蘭の腰をかかげ、ほとんど後ろにでんぐり返しするような体制になった。
「見てもいいけど触るなよ、お前達」
 雪はそれだけ念を押して、ともと秀樹に蘭の秘部を見せつけながら、焦らすような手つきで秘裂の間を上下に往復させる。
 蘭は見られて嫌なはずなのに、体の奥はどんどんと熱く滾り、子宮がじいんと疼きはじめた。
「あっ……やっ……雪っ……」
 花びらを割って擦られるたびに、包皮の下に隠れた珊瑚色の珠が姿を現す。
「ああっ……すごっ……蘭ちゃんのいやらしい部分が大きく膨れてる」
 秀樹がごくりと唾を飲み込み、雪が擦り上げる度に姿を現す淫芽を見つめた。
「ねぇ、触らないから臭い嗅ぎたいよ、雪。いいでしょ? もうたまんないよ」
 ともが腰をもぞもぞと動かせて、雪におねだりをする。
「しようがないな、少しだけだぞ」
 雪の賛同を得られて、ともは蘭の秘部に顔を近づける。ともの興奮した息が秘部にかかり、蘭はぶるりと背を震わせた。
「いいぞ、とも。蘭のいやらしい雌の臭いをたっぷりと嗅げ」
 雪の秘裂を往復していた指が止まり、ぬるぬるとした花びらをともに見せつけるように左右に押し広げる。
「ああ、蘭おねーさんの臭い、やっぱりいいよ。この臭いを嗅ぐと脳がおかしくなりそうなんだ」
 ともはくんくんと犬のように嗅ぎ、ぺろりと蘭の秘裂を熱く濡れた舌先でなぞった。
「ああっ……やっ……」
 ともの粘ついた舌に舐め上げられて蘭は身震いする。
「ああ、ごめん、もう無理っ……雪、いいでしょう。触らないで、舐めるだけだから……んふっ……おいしいっ……この味、おいしいよ……」
 雪の了承も得ていないのに、ともは肉厚な舌で蘭の秘部を嬉しそうに舐め始めた。
「あっ……んっ……駄目っ……とも君っ……」
 蘭はおいしそうに舐めてくるともを注意したが舌を止めてくれる様子はない。
「……ともは、童貞だから特別だぞ。今日だけだからな……蘭、見てみろ、ともがお前のいやらしく卑猥な部分を舐めている……秀樹、蘭の顔をともに向けさせろ」
 雪は蘭の花びらを両手で広げている為、手のあいた秀樹にそう命令する。
「え〜ずるいわ。ともだけ、俺もちょっとええやろ? なぁ、手伝うから」
 秀樹は不服を申し立て、雪の了解を得ようとした。
「……舐めるだけだぞ。指は挿入するな」
「そんなっ、雪っ……んっ……」
 蘭は反論しようとしたが、ともの激しい舌責めにあって、思考は閉ざされる。
「ほうら、顔向けて。ともがおいしそうに蘭ちゃんの充血して、勃った珠を舐めてるで? ああ、いやらしいなぁ。中の襞が収縮して、そんなにひくひくさせて。俺も後でたっぷり蘭ちゃんを味わうからな?」
 秀樹は唇をぺろりと舐め上げ、グイッと蘭の顔をともに向けさせた。蘭は恥ずかしい思いを抱きながらも、脚の間に顔を埋めているともを見やる。
 ぺちゃぺちゃと音を立てて夢中で舐めるともを見ると興奮してしまった。雪にも見せつけるように、ともの舌先は秘裂の間を激しく上下に往復していく。
 それが淫猥で背徳的な行為に思えて、蘭はぶるぶるとつま先をひきつらせた。
「とも……蘭はどんな味がする?」
 雪は蘭を抱きかかえたまま、後ろからその行為を覗いて、興奮を帯びた声でともに問いかける。
「……蘭おねーさん……んっ……濃くて……ねっとりしてるよ……凄くやらしくて……んふっ……おいしい……それに……ここも……もう……赤く充血して……たまんない……」
 ともはそう言いながら、蘭の肥大した淫芽に吸いついた。
「あっあっ……駄目っ……とも君……そこはっ……」
 蘭は一番敏感な尖りに吸いつかれて、身をぶるりと震わせる。
「とも、そこは蘭が一番感じる場所だ。ねっとりとやらしく舐めてやれ」
 雪はそう言って舐めやすいように蘭の包皮をわざと剥いて、ともに促す。
「ああ……すご……エロイ……蘭おねーさんの……もう、こりこりに膨れておいしい……ちゅ……」
 ともは剥かれた淫芽に遠慮なく吸いつき、口で含み、肉厚な舌で器用にちろちろと転がす。
「はぁっ……んっ……とも……君っ……」
 ともは舌で執拗に淫芽を舐めて、くちゅくちゅとわざと音を立てる。ときに優しく吸いつかれると、快感のさざ波が襲ってきて、蘭の背中はぞくぞくと震えた。
「蘭おねーさん、エロイ喘ぎ声……もっと聞かせて……ちゅっ……んふっ……」
 再びともが淫芽をちゅうっと強く吸いあげ、何度も舌だけで舐め上がられた。そのたびに脳が痺れ、蘭の腿がぶるぶるとわなないた。
「蘭、もうイキたいか? 俺が絶頂を味わせてやる。ともはこれで終わりだ」
「ええ、もっと舐めたいよ。まだ、おねーさんの蜜を舌を突っ込んで飲んでないのに」
 不服そうにいうともに雪が軽い睨みを効かせて言うことを聞かせた。
「じゃあ、今度は俺の番やな」
 嬉しそうにいう秀樹に雪はばっさりと言い放った。
「もう、終わりだ。俺も我慢できない」
「ええ〜、そんな殺生な!」
 半泣きになると秀樹はがくりと肩を落とす。
「取りあえず、一回イケよ、蘭」
 そう言って雪は蘭の秘裂を割り、指を深々と差しこんできた。
「ああっ……んっ……雪っ……」
 長い指が粘膜を押し広げていき、奥に押し込まれる。
「はぁっ……はぁっ……ねぇ、僕もう駄目だよ、見ながら扱いていいよね?」
 興奮しきったともはズボンを下ろして、下着からずるりと肉棒を取りだした。
 若く滾る雄はすでに反り返り、鈴口からはねっとりとした粘りを含んだ蜜を滴らせている。
 雪はなにも言わずにその様子を見ながら、指を抽送させた。
 溢れかえる蜜はじゅぷりと音を立てて、雪の指を惜しげもなく咥えこんでいく。
「んっ、んっ……雪っ……」
「ここに俺のが入るんだ。たっぷり濡らして、解しておかないとな」
 そう背中から囁かれてぞくぞくと全身が粟立った。
――雪のがここに入る
 そう考えただけでも、興奮が収まらない。
 雪の抽送は徐々に激しくなり、また絶妙な指使いで蘭を狂わせた。
 入口付近で浅く抽送をしていたかと思うと、深く挿入してくる。
 それを何度も繰り返されると、脳が痺れた。
 そうかと思えば、奥深くで鋭角に曲げられ、意識が飛びそうになる。
 指の動きに緩急をつけてきて、ときには襞をなぞり掻き回される。
「ああっ……すご……い……雪……それ……されたら……すぐ……イキ……そ……」
 雪の指に意識が集中し、蘭は目まいを起こしかけた。
 気が付いたら、雪の指は二本に増えていて、蘭の蜜壺を何度も抜き差しさせる。
「見ろ……蘭……ともの動き……俺の指の動きに合わせて腰を振ってる……まるで挿入しているみたいじゃないか……はぁっ……」
 雪は興奮した声を漏らし、蘭の意識をともに向けさせた。
 見ればともは自分のを扱きあげるリズムと、雪が蘭の蜜壺に挿入する動きに合わせていた。
 雪の指が蜜壺の奥に深く入れば、ともも同じように腰を前に突き上げる。
 雪の指が早まり、蘭の蜜壺に挿れる速度と、ともの腰の動きもそれと一緒になった。
「蘭、ともの想像の中では、こうやって激しくここに、挿入されてるぞ……はぁっ……やらしいな……」
 そう言いつつ、雪の指はどんどんと激しさを増し、抜き差しが早くなる。
 それに合わせてともの扱くリズムも早くなり、腰を激しく揺さ振る。
「ああっ……やっ……とも君……」







 





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