河畔に咲く鮮花  




 《その綺麗な微笑みの奥に 義鷹の闇編》

綺麗だ、優しいといくら美辞麗句を讃えられても
私の心にはなに一つ響くことはない

そのぐらい、私の心は闇に染まってしまったのだろうか

もう、この灰色に錆び付いた世界に身を堕とすしかないのだろうか

いや――嘆くのはまだ早い

深く孕んだ闇があるからこそ、また強烈に絶対的な光も存在するのだ

その闇の中に唯一差し込む一条の光を掴むことが出来るのなら、私は何をしてでも手にいれよう

たとえ、この身が修羅の煉獄に焼かれ、燃え尽きたたとしても――

――義鷹――






 







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