河畔に咲く鮮花  

第三章 三十七輪の花 1:三人の淫靡な艶事《4》


  アユリが恍惚とした声を漏らしては、激しいほど細かく動かされていた指が急に優しく蠢き始める。
 指はゆっくりと動き、尖らせた淫芽をいやらしく捏ね回す。
 志紀は感じる肉壁をぬちぬちと指でしつこいほど掻き回し、アユリは包皮ごと捲りあげながら、先端だけ覗かせた淫芽を、じっくりと扱いた。
 二人は蘭を焦らすように、いやらしく、時間をかけて攻め続ける。
 そんなにじっくりとされたら気が狂ってしまう。 
 本当はもっと強い快感が欲しい、そんな激しい欲望と疼きが肉壁の奥からせりあがってきた。
 まだ二人はゆっくり蘭を攻めているが、もう我慢が出来なかった。熱く硬い塊に思い切り、膣奥を突き上げて欲しい。
 志紀の雄々しいほどの、逞しい肉棒を思い浮かべ、蘭は恥じらいも忘れて甘い声でおねだりをする。
「欲しい……もう……無理……」
 腰をうねらせて、志紀の指をくちゅくちゅと奥まで物欲しそうに欲しがった肉壁は自然にぎゅっと締まる。
 志紀とアユリは艶を含んだ瞳で、蘭の濡れて赤くなった秘裂の間を食い入るように見つめた。
 志紀とアユリは蘭に自分の肉径を押し込み、激しく腰を揺さぶる光景を懸想しているのか、ごくりと喉を鳴らす。 
 二人で攻められる罪深さと背徳感がないまぜになり、蘭はもう快楽の底へ堕ちていた。
「……そうか、もう、限界か……だったら俺のでイッてくれ……」
 志紀は膣壁をなぞるように指を引き抜き、粘ついた蜜を唇に含んだ。 
 そして我慢が出来ないのか、すぐに下着からずるりといきり勃つ、雄々しい肉の塊を取り出す。
 それを見て、アユリが驚いたようにごくりと喉を鳴らした。
 蘭も久しぶりに見る、志紀の凶暴な肉棒に、自然と濃い蜜が奥からじゅくりと溢れてくる。
 早く志紀の滾る雄で、奥を淫らに突き上げられたい。
 そんないやらしい思考が脳を痺れさせて、蜜壷が嬉しそうにひくり、ひくりと蠢いた。
「すご……志紀のってデカいね……あんな、肉の棒が蘭姉ちゃんの中に入るの? はぁ……やば……想像しただけで興奮しちゃう。突き上げられたら……壊れちゃうかもね……」 
 アユリは蘭を横たえると、自分も下着を下ろして、瑞々しい肉径をぶるっと引きずり出した。
 そして、蘭の手を取り、アユリは自分の肉径に導いては、擦りあげる。
「ンッ……先に志紀に任すんだからさ、蘭姉ちゃんは、俺の扱いて……イカせて……」
 蘭の手にアユリの手が重ねられて、むりやりに上下に扱きあげられる。すでに硬く反り上がった肉径の鈴口には、ねちゃりとした蜜が溢れていた。
「さぁ、蘭姉ちゃんは志紀に集中していいよ。あの凶暴なほどの肉棒が入ってくるんだ。ねぇ、考えただけでもたまらない?」
 アユリの目が好奇心をぎらぎらと含み、志紀の肉棒が蘭に穿たれる瞬間を待っていた。 蘭がどんな反応をして、喘いでは、淫らに腰を振るのかを見てみたいようだ。
 恥ずかしくて、見せたくもないが、志紀がずぷりといきり勃った凶暴な肉棒を埋めた時に、歓喜の声をあげてしまった。
「ひゃっ……ああっ……ンッ……」
 まだ半分しか挿入されていないが、その巨大すぎる肉の塊は、蘭の思考を狂わせ、淫らな気持ちにさせる。肉壁を圧迫するが、奥が熱く滾り、もっと欲しくてたまらなくなった。
「ははっ……蘭姉ちゃん、すごっ……デカいのを咥え込んで、つま先をひきつらせてるよ……ねぇ、見えてるよ。ぎちぎちで、襞が細かく痙攣してる……ああっ……エロすぎっ……たまんないよ」
 アユリが情欲を宿した瞳をぎらつかせ、自分のたけり狂った肉径を激しく扱きあげる。 蘭は意識が一瞬だが秘裂に向いて、志紀の凶悪なほどの肉棒が埋まっていく様子を見てしまった。
 志紀がゆっくり腰を沈めていく度に、濡れた襞がぬちゃぬちゃと音を立てて快楽に震え、いやらしく膣奥がわななく。
「ンッ……ふっ……くっ……きつ……い……熱くて……やはり蘭の中は最上だ……くぅ……ンッ……」
 志紀の肉棒は蘭の柔襞をぎちり、ぎちりと乱暴に押し広げて、貪欲にも奥まで到達しようとする。
 蘭に痛い思いをさせない為にしていることだろうが、このゆっくりと肉壁をなぞっってく感触は心を掻き乱させた。
 じっくり押し込まれる度に、熱く滾った肉棒の形がはっきりと分かり、ジン――といいしれようのない気持ちよさが、足の裏に走っていく。
「ああっ……蘭姉ちゃん、すごっ……見て、志紀のデカい肉の杭が、ずぷり、ずぷりって、ゆっくりと入っていっているよ。ねぇ、どう? たまらないほど、気持ちいい?」
 ごくりとアユリは唾を飲み込み、興奮を帯びた目で、志紀のが入っていく様を食い入るように見つめた。蘭は志紀から与えられる刺激に身を震わせ、アユリの声は遠ざかって聞こえる。
 神経の全てが秘裂に埋まる、志紀の角度を立ててどくどくと脈動している熱い肉棒に集中した。
 この肉塊で膣奥を掻き回されてしまえば、死ぬほど気持ちがよくどうなってしまうか分からない。いつも志紀に抱かれる時は、突き抜ける快感が襲ってきて、自分が自分ではなくなる。
 理性も吹き飛び、果てしない快楽を貪っては、獣のような痴態に成り下がる。
 はしたなく、腰を激しく揺さぶり、志紀の肉棒をいつももの欲しそうに咥え込み、嬌声をあげる。
 蘭は自分が狂乱してしまうのではないかと恐れては、その反面早く突き上げて欲しいと、襞をいやらしくひくつかせた。
 アユリに見て欲しい、志紀から突き上げられて、淫らに腰を揺さぶる乱れた自分を――。
 いやらしく、志紀の肉棒を咥え込む、欲情したふしだらな自分を。
 そんな風に見られる背徳感が募ると、ぞくぞくと背筋が震え、濃厚な蜜がじゅくっと溢れ出した。
「くっ……奥まで……入った……」
 志紀が苦しげに顔を歪めて、一息ついては呼吸を整える。蘭はみっちりと奥に埋まっている、質量感たっぷりの熱い肉塊を咥え込んで、息を乱し始めた。
「志紀……そのデカイのを中でむちゃくちゃに動かせて、蘭姉ちゃんを狂わせちゃいなよ」
 アユリがはぁと艶を帯びた声を漏らした瞬間、志紀のが入口まで一気に引き抜かれる。
 質量のある雄は膣壁を引き伸ばして、内側の濡れた襞を全てめくりあげていった。 
「ああっ……ああっ……ンッ……」
 下半身を全部、志紀の肉棒に持っていかれる感覚になり、腰をひくひくと震わせる。そう思っていると、すぐにねじり込むように、志紀の熱い肉の杭が膣奥まで押し込まれた。
 あまりの大きさに、蘭は一瞬だが息が止まる。こんなに滾る熱い塊を一気に奥まで挿し突かれると、ジンジンと腰が痺れて、身体が砕けそうになる。
 陶酔する間もなく、志紀はまた一気に入口のぎりぎりのところまで自分の肉棒を引き抜いた。
「蘭姉ちゃん、やばいよ……エロすぎ……志紀の肉棒に、引っ張られて、襞が全部めくれあがっているよ……」
 アユリにそう言われると、恥ずかしい反面興奮を覚える。
 そのような痴態を見られて、興奮が高ぶる自分はおかしいのだろうか。
 それでも見られていると思うと、ぞくぞくと快感に震え、もっといやらしい姿を目に焼き付けて欲しかった。
「本当だな、襞が放したくないって言っているぞ……いやらしいな……蘭のここは……ンッ……ふっ……いつもより凄いぞ……もしかして、アユリに見られて興奮しているのか? そうか、だからこんなにぐしょぐしょに濡らして、熱いんだな」
 志紀が意地悪く笑い、角度を持って勃ちあがった肉棒が、濡れた柔襞の壁を擦りつけながら、ゆっくりと引き抜かれた。
 内壁をめくりあげて、そこでじっと止まっていたかと思うと、ねじり込むように、ぬちぬちと音を立てて奥まで一気に貫く。
 それが何度もじっとりとしつこく繰り返されると、のたうつほどの歓喜がせりあがってきた。 
 その長くねっとりと、いやらしい腰使いに蘭はがくがくと腿を震わせ、恥ずかしいほど矯声をあげた。
 志紀が蘭の腰を持ち上げて、強引といっていいほどの、抽送を繰り返す。いきり勃った凶暴な肉の杭が角度を変えて、柔襞をえぐるように突き上げたり、円を描くようにぐりっと大きく押し回される。
「ああっ……すごっ……蘭姉ちゃん、気持ちよくてたまらなそう……もっと淫らに狂ってよ……はあっ……ンッ……ちゃんといやらしい姿を最後まで見てあげるからさ」
 アユリが力の抜けた蘭の手を自分の肉径に持って行き、たまらなそうに擦りあげた。 自らも腰を揺さぶり、アユリは志紀と接合している蘭の蜜壷から視線を外さない。
「……奥が好きだよな……蘭は……ほら、もう子宮が下りてきている……ここのもっと奥
を攻められたら、気持ちよすぎていつも気を失うもんな……」
 志紀はぐぐっと腰を深く沈めると、蘭の感じてたまらない膣奥に角度を持っていき、猛々しく勃った肉棒を埋めた。
 先ほどの粘ついたいやらしい腰使いではなく、柔襞に入り込んですぐに、深く長い抜き差しが始まる。
 凶暴な雄が、蘭の濡れた肉壁を縦横無尽に荒々しく犯し初めて、頭からつま先がびりびりと痺れた。
 脳を焼く快楽に全身を震わせ、蘭は官能的な唇を半開きにして、甘く艶やかな喘ぎ声をあげる。






 





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