河畔に咲く鮮花  

第三章 三十七輪の花 1:三人の淫靡な艶事《3》


「やっ……アユリ……待って……」
「だーめ、いやらしい顔を見せてよ……蘭姉ちゃん……」
 アユリが後ろから蘭を抱えると、ぬらりと艶を帯びた胸の蕾を指の腹で捏ね回した。
「さぁ、蘭姉ちゃん。志紀が溢れた蜜を飲んでくれるよ。一緒にどんな風なのか見よう……いやらしい表情を一杯見せて……俺を興奮させてね……」
 蘭は恥辱に震えるが、アユリが後ろから抱きかかえて、身をよじらせてくれない。
 アユリの視線は蘭の下肢に注がれているが、手は胸をやわやわと優しく揉みしだいていた。
「……お願い……見ないで……ああっ……ンっ……」 
背後からのしつこいアユリの攻めに、蘭の頭はぼうっとなると淫靡な世界へ身を投じる。
――でも、気持ちがいい……
大好きな二人からいやらしく卑猥に攻められて、恥ずかしいがそれでも感じてしまう。
「凄く……いいっ……志紀っ……アユリっ……はあっ……」
背徳感と同時に快感も募り、蘭の晒された秘部はひくりと卑猥にわなないた。
「蘭、見られて感じているのか? いつもどうやって舐められているか、知りたいか?」
 志紀の麗しい顔が近づくと、肉感的な唇が蘭の女陰全体を含んで、くちゅくちゅと音を立てては、舐め始めた。
――ああ、志紀が……
 柔らかい唇で、ちゅうっと濡れた陰唇を引っ張られて、卑猥な水音が響く。  
「ああっ……はあっ……ンッ……」
 志紀がどうやって、蘭の秘部を愛でているかをこの目で見てしまうと、快感で痺れがつま先まで走っていった。
「蘭……感じるか……ちゅっ……ふっ……」
 暖かい唇で、優しく花びらを挟まれると、ちゅうっと引っ張られる。
優しい愛撫を受けて、蘭ははぁはぁと喘ぎ声を漏らした。
「気持ちよさそうだね……蘭姉ちゃん……こっちでも感じて……」
 そこでアユリが思い出したように、胸の蕾を弾いては捏ね回すので、上下同時に攻められる快感に、脳まで痺れてくる。
――二人で責められると……脳が痺れる……
「蘭、ここが一番好きだろ?」
 志紀のぬるりとした唇が、包まれて隠れた淫芽をちゅくっと優しく引っ張った。
「ひっ……ンっ……」
何度も吸いつかれ、優しく引っ張られると、淫芽は大きく張り、皮から姿を晒す。
「蘭姉ちゃん、志紀に舐められて気持ちいい? 芽が赤く勃起してこりこりしてるよ。やらしい……」
 はぁとアユリの熱い息が背後から耳にかかり、蘭はぞわりと背筋を震わせた。
「ほうら、胸でも感じて……蘭姉ちゃん……」
その間も、アユリは胸を攻める手をとめずに、志紀の舌を食い入るように見つめる。
「ンっ……ちゅっ……こっちでも感じるんだ……蘭……ンっ……」
 吸いつかれて捲れあがった包皮はひくっとわななき、膨れた花芯は志紀の目に晒された。
 志紀は舌だけで、上下に何度も繰り返し舐める。
「ああんっ……志紀っ……はあっ……」
 つんと尖った淫芽を舌だけで何度も上下されて、蘭は快感に打ち震える。
「いいぞ……もっといやらしく乱れるんだ、蘭……ちゅっ……」
脳は痺れて、麝香の香りが一層濃くなり、もっとして欲しいと腰を突き出した。
「志紀っ……ああっ……」
 細めて尖らせた舌で淫芽を小刻みに震わされると、ひくひくと花びらはわななき、蜜壷からはじゅくりと蜜が溢れてくる。
「そうだ……もっと……いやらしくみだりになれ……」
 粘ついてとろりとした蜜は、だらしないほど腿を濡らし、臀部まで垂れていた。
「志紀ってそんな舐め方するんだ……ねっとりとして、いやらしいね。蘭姉ちゃん、どう? こんな風に細かく舌を動かせて、芽をなぶられているって感じる?」
 アユリが興奮した吐息を漏らし、腰をもぞもぞと動かして、すでに熱く滾った雄を蘭の背中に押し付ける。
「はぁ……ンッ……うん……気持ちいいっ……」
 蘭の腰も快楽に揺れだして、舐めやすいように淫らにも志紀に突き出す。
志紀はそれに応えて、一層激しく赤い舌をちろちろと蠢かせた。
「ンッ……蘭……凄いぞ、芽がこりこりに勃って……ちゅっ……ふっ……気持ちいいか……」
 志紀が舌を放すと、花芯との間に粘ついた糸を引く。
ひくりとわななく花びらが、もの欲しそうに快楽をもっと待ちわびていた。
「ひくつかせて、気持ちいいのか。いやらしいな蘭は。ここに硬いものが欲しいか?」
 志紀の優美で長い指が、蜜壷にずぷりと遠慮なく埋め込まれ、奥へ奥へと柔襞を押し広げて侵入してくる。
「ああっ……はあっ……ンッ……」
 腰を跳ねされて、快感に身を震わせると、すでに濡れそぼった蜜壷は指をすんなり奥へ到達させた。
 だがすぐに入口まで襞を引き伸ばして抜かれると、ぐるっと捻るように一気に奥に押し込まれる。
 はぁっと息を吐き出したのも束の間、奥に埋まった指は、濡れた粘膜を擦りつけながらぬちぬちと音を立てて掻き回す。
「ああっ……ンッ……志紀っ……」
 甘く高い声が漏れ、この三人で乱れあう、享楽的な情事に快感を得る。
 入口ぎりぎりまで引き抜かれた指は、すぐさまぬちぬちと濡れた肉壁を押し回すように入ってくる。長くねっとりとしたストロークを繰り返され、つま先がぴくぴくとつりそうになった。
「志紀……蘭姉ちゃんの気持ちよくて、たまらないとこ、教えてあげるよ。下の背中側にもあるんだよ……」
 アユリの密かな笑みが漏れ、志紀の指の角度がくっと襞をえぐるように変わる。
「ああっ……そ……そこは……はあっ……ンッ……」
 背中側の奥に到達した指は、探るように何度も濡れた柔襞をぬちぬちと掻き回した。
「はああっ……ンッ……駄目……腰が抜けそう……」
 蘭は足を広げたまま、縦横無尽に膣壁をなぞる志紀の指に翻弄されて、だらだらといやらしい蜜を垂らす。
「ねぇ、あった? そこにざらりとした感触があるから。そこをいっぱい弄ってあげてよ。すっごく淫れて、ぐしょぐしょになるんだよ」
 アユリは興奮したのか、自分の手を伸ばして、背後から赤く膨れてぬらるついた淫芽を指で弄りはじめた。
「……ここか。あったぞ……ざらっとしている。こんなところに感じるところが隠れてあったのか……知ったからには、狂い乱れるほど攻めてやるから」
 志紀の指はとうとう隠された敏感な秘めやかな場所に到達して、ざらついたところをぐりぐりと執拗に押し回す。
 それだけでびりびりと痺れがつま先まで走るというのに、尖ってこりっとした淫芽はアユリの指で細かく動かされた。
蜜壷から液を絡め取り、アユリは淫芽に塗りこむと、指で押しつぶすように捏ね回したり、弾いては、小刻みに震わせる。
包皮ごと転がされる淫芽が激しい疼きを走らせ、内壁に咥えこまれたままの志紀の指を締め上げて、びくびくと腰が揺れる。
「蘭姉ちゃん、気持ちよくてたまらない? 二人で同時に弄られまくって、腰が動いているよ。いやらしくて淫乱だね……でもいいよ。もっと喘いで。志紀と一緒に溺れさせてあげるからさ」
 粘ついた舌に耳を食まれて、蘭は理性も忘れて、背中をしならせると、淫らな喘ぎを漏らした。くちゅくちゅと耳の孔にアユリの舌が生き物ように蠢き、指は肥大して、先端を尖らせる淫芽を左右や上下に細かく震わせられる。
「蘭、凄いぞ……ぎゅうぎゅうに指を締め付ける。食われそうだ」
 志紀の指はいやらしく、いつまでも蘭の感じる場所をぐりっとえぐるように押し回す。
 その動きだけで蘭は身を悶え、ひくひくと卑猥に志紀の指を貪欲に飲み込んだ。
 何度も気が遠くなるほど、志紀の指はねっとりと抜き差しを繰り返し、アユリの指は細かく淫芽を震わせている。
 二人から攻められて、蘭ははしたなさも忘れ、淫靡な水音を大きくぐちゅりぐちゅりと盛大に立てた。
 口も半開きになり、そこから快楽の喘ぎ声が淫らに漏れて、腰を前後に揺れ始める。
「どうだ、蘭。こうして指を出し入れされるのは……気持ちいいか……?」
 志紀はわざと焦らすように、ゆっくりと、いやらしく指を抜き差しさせた。
「ふふっ……志紀ってしつこいエッチをするんだね……そんなにねっとりされたら、蘭姉ちゃんもたまんないよねぇ? ねぇ俺もしてげようか……二人にそんなことされたら、狂っちゃうかもね」






 





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